焦げた酢豚が出てきた – 介護帰りの外食トラブルで学んだクレームの伝え方

介護・見守り

結論から言うと、悔しいときは、怒らなくても、我慢しなくてもいいと思います。

介護帰りに立ち寄ったいつもの中華料理店で、焦げた酢豚が出てきました。起きたことを具体的に伝えたら、3人目の店員さんで、ようやく謝ってもらえました。

ただ、会計で残ったモヤモヤと、私自身の失敗もありました。

今回はその体験と、「次に同じことがあったら、私はこうしよう」と思ったことを書きます。

母の見舞いの帰り道

母が入院していた頃、バスを乗り継いで、片道1時間半かけて病院に通っていました。往復で3時間です。

病院では、母の顔と手足を拭き、口の中をきれいにして、話しかけながら過ごします。

ケアの間は無心でいられるのに、帰りのバスで一人になると、どっと疲れが出てきます。

だから帰りは、外食を「スタミナ補給」にしていました。介護は、自分の体力があってこそ続けられるからです。

訪問介護の利用を始めた頃のことは、こちらの記事にも書きました。

その日も、いつもの大衆中華のお店へ。

何度もリピートしていた酢豚を、楽しみに入りました。

出てきたのは、焦げた酢豚でした

運ばれてきた酢豚は、お肉が焦げていて、野菜もいつもより明らかに少なく、焦げた匂いがしました。

「これ、違いますよね?交換してください」と伝えると、最初のアルバイトの方には「何がですか?」と聞き返されました。

次の男性の店員さんは、お皿を見て下がっていきました。

3人目の店員さんには、「食べましたか」と聞かれました。

食べてから文句を言っているような聞き方に、内心驚きました。

それでも、

「一口食べました。焦げていますよね。これを楽しみに来たのに、いつもと違います」

とはっきり伝えました。

そこで、ようやく謝ってもらえました。

私は「もう結構ですので、下げてください」とお願いしました。

まさぴ--
まさぴ–

疲れて帰る日に、それは悔しいね…。

私の失敗談―「頼んだから」と完食した

酢豚とは別に、もう一品頼んでいました。

酢豚の一件のあとで、正直、気持ち悪くて食べたくありませんでした。それでも「自分が頼んだものだから」と、無理をして完食しました。

今なら、食べるのをやめてよかったと思います。

「頼んだから仕方ない」は、私が昔からよくやる、自分を後回しにする癖でした。

その遠慮が、自分の胃と気持ちを苦しめただけでした。

会計で残った、モヤモヤ

会計で割引券を出すと、店員さんに平謝りされました。

料理のことは、もう謝ってもらったあとです。

この温度差は何だろうと、帰りのバスでずっと考えました。

「女性が一人だから、軽く見られたのかな」と。

調べてみましたが、「女性の一人客が軽く見られやすい」とはっきり示す調査は、見つかりませんでした。

だからこれは統計ではなく、私が肌で感じたことです。

強く言わなかったのは、店員さんにも生活があると思ったからです。

それでも、そのお店には、もう行かないと決めました。

好きな味だったので、残念です。

まさぴ--
まさぴ–

次は、自分を守る言い方を決めておけばいいんだね。

「クレーマーかな」と我慢しなくていい

最近は「カスハラ」という言葉をよく聞くので、「こんなことを言ったらクレーマーかな」と遠慮してしまう人もいるかもしれません。

でも、怒鳴ったり無理な要求をしたりするのと、困ったことを具体的に伝えるのは別です。

厚生労働省も、客からの苦情のすべてがカスタマーハラスメントになるわけではなく、社会通念上許容される範囲で行われるものは「正当な申入れ」としています。

参考:厚生労働省「あかるい職場応援団」カスタマーハラスメントとは

だから、何でも我慢する必要はないのだと思います。

大切なのは、相手を攻撃するのではなく、「何が困ったのか」「どうしてほしいのか」を具体的に伝えること。

今回のことで、私自身もそれを学びました。

一人でモヤッとしたときのチェックリスト

  • ☐ おかしいと思ったら、すぐ料理の写真を撮る
  • ☐ 「違いますよね?」ではなく、「お肉が焦げています」と具体的に言う
  • ☐ 解決しなければ、「責任者の方をお願いします」と頼む
  • ☐ 気分が悪くなったら、「頼んだから」と無理に食べず、食べるのをやめる
  • ☐ 言えなかったモヤモヤは、後でお店に問い合わせて、区切りをつける
  • ☐ 「相手にも事情がある」と思っても、まず自分の気持ちを守る

全部できなくても大丈夫。

私も今回、あとから「ああすればよかった」と思ったことばかりです。

一つでも思い出せたら、それで十分だと思います。

おわりに

悔しい思いをしましたが、我慢せず、具体的に言葉にして伝えたことで、最後には謝ってもらえました。

一方で、「頼んだから」と無理に食べてしまった自分もいました。

63歳になった今も、とっさにうまく振る舞えないことはあります。

相手を思いやる気持ちと、自分を守る気持ち。

そのバランスは、今も試行錯誤です。

でも、これからは「相手に悪いから」と自分ばかりを後回しにしないようにしたいと思います。

介護の合間に、自分をいたわる時間を持っている方や、同じように「これくらい我慢しよう」と思ってしまう方の、少しでも参考になればうれしいです。

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