体調を崩し、爆音のような耳鳴りが出てから、時々めまいもするようになりました。
車の運転も、バイクでの通勤もやめました。それから、タクシーを利用する機会が増えました。
母の介護でも、私が付き添って一般のタクシーを利用していました。
その中で感じたのは、病院に着けばそれで安心、というわけではないこと。どこで降ろしてもらえるかで、そのあとの負担が違うんです。
今回は、母との通院で感じたことと、安心してお願いできるタクシーを探す手がかりについて書きます。

えっ、病院に着いたら安心じゃないの?
病院に着いた。でも、入り口までが大変
母と病院へ行った時、正面玄関の前に停車してもらえなかったことがありました。
朝の混む時間帯だったので、道路事情もあったのだと思います。次のお客さんとの兼ね合いもあるのか、こちらには、タクシーの都合のよい場所で降ろされたように感じました。
別の時には、階段でしか入れない入り口で降ろされたことも。
病院には着いている。でも、そこから中に入るまでが大変なんです。
病院の車寄せは重要です。
階段や段差を通らず、病院の入り口までたどり着けること。母に付き添って、その大切さを感じました。
杖や手押し車を使いながら、ご自身で歩いて一般のタクシーを利用する方もいらっしゃると思います。
そんな方が私と同じ思いをしないように、乗る時に「階段のない入り口までお願いします」と具体的に伝えておくとよいと思います。

「階段のない入り口までお願いします」のひと言が大事なのね!
頼れるタクシーを、どうやって見つける?
日頃から、気に入ったタクシー会社や親切な運転手さんを見つけておけたら心強い。
でも、どうやって見つければいいのでしょう。
私が調剤事務の仕事をしていた時の経験から、探す手がかりになると思うのは、眼科の門前薬局で呼んでいるタクシー会社です。
私の職場では、目の手術や治療のあとで見えにくい高齢の方を、タクシーでお送りすることがありました。一人で受診に来られている方も多かったです。
そうした送迎をお願いしている会社なら、相談してみる候補になるのではないかと思います。
もちろん、それだけで必ず自分に合うとは限りません。実際に利用して、乗り降りへの気配りや言葉遣いなど、自分が安心できるかを確かめたいです。
親切な運転手さんに出会えたら、名刺をいただく。その時に、次もお願いできるか、予約はどうすればよいかを聞いておくとよいと思います。
受診日が決まったら、タクシーの手配も
タクシーは、必要になったらすぐに乗れるとは限りません。朝は予約でいっぱいだったこともありました。
病院の受診日が決まったら、タクシーの予約についても早めに問い合わせておくと安心です。
歩行に不安があることや、降りたい入り口も、その時に伝えておくと、当日もスムーズだと思います。
通院の予定と、そこまでの移動。両方を考えておくことが大切だと感じました。
車椅子になった母には、介護タクシーを
介護タクシーは、一度だけ利用しました。母が老健から、入所する施設へ移る時です。
母はリハビリを拒むようになり、その後、歩けなくなって車椅子での生活になりました。
その時は、車椅子のまま乗れる介護タクシーをお願いしました。母のほかに、私を含めて3人が同乗しました。運転手さんと合わせて、車には5人が乗っていました。
来てくださった運転手さんは、介護福祉士の資格を持つ方でした。乗り降りを手伝ってくださり、施設の中まで付き添ってもらえたので、私は安心できました。
私の介護タクシーの経験は、この一度だけです。
老健から施設までは、Googleマップで約16km。私を含めて3人が同乗したので、介護保険は使わず、全額自己負担にしました。
自治体の案内では、家族が同乗すると、介護保険は原則使えないとされています(自治体によって、例外が認められることもあります)。【①】
料金は、高速代を含めて1万円ほどでした。
お願いしたい介助や、どこまで付き添ってもらえるかは、予約する時に確認しておくとよいと思います。
一度しか使っていないので、あらためて調べてみました。
介護タクシーと福祉タクシーの違い、介護保険が使えるかどうかは、くわしく調べて、別の記事にまとめる予定です。公開したら、この記事からもご案内しますね。
まずは、予約の電話で聞いておきたいことを、表にしました。
電話で聞いておきたいこと
| 聞くこと | 内容 |
|---|---|
| 車椅子の種類 | 手動、電動、リクライニング、ストレッチャーに対応できるか【②】 |
| 階段の介助 | 階段の上り下りの介助ができるか【②】 |
| 予約と時間 | 予約はいつから受け付けているか。早朝や夜も利用できるか【②】 |
| 料金の内訳 | 迎車料金、運賃、使用料、介助料、早朝・深夜の割増、予約料【②】 |
| 病院の中の付き添い | どこまで頼めるか。介護保険を使う場合は、病院のスタッフが対応できない場合に限られる【③】 |
事業者によって、できることも料金も違います。電話で確認しながら、使ってみてください。

予約の時に、どんな介助をしてもらえるか聞いておくのね!
通院する親だけでなく、付き添う自分にも
母の移動を考える中で、私自身が病院へ駆けつけるためのタクシーも大切だと感じました。
親の通院は予定が立てられても、急な連絡は、いつ来るかわかりません。
後編では、父と母の病院へ駆けつけた時のことと、私が運転手さんの名刺を「自分の備え」として持つようになった経験を書きます。
あわせて読みたい:危篤の連絡でタクシーを探した日ー運転手さんの名刺【後編】

