ニュースを見ながら、考えていたこと
先日、大きな地震のニュースがありました。被災された方、今もご不安の中で過ごされている方のことを思うと、言葉を選ぶのが難しくなります。一日も早く落ち着いた暮らしが戻ることを、心から願っています。
ニュースを見ながら迎えた今年の防災週間は、例年と違って、自分の受け止め方が変わり、怖さを感じています。
「もし自分の住んでいる場所で同じことが起きて、電気や水が止まって、この暑さの中で過ごすことになったら――自分はどうするだろう」
一人暮らしだと、他人事に思えなくなる。誰かと暮らしていれば、体調の変化に気づいてもらえるかもしれない。でも一人だと、そばで気づいてくれる人がいない、というだけの違いが、なんだか急に大きく感じられました。
「動けるなら、離れる」という、今のところの自分の答え
これはあくまで、一人暮らしの自分なりに考えてみた、一つの選択肢としての話です。状況や体調、家族の事情によって、動ける・動けないは人それぞれ違うと思いますし、動きたくても動けない方がたくさんいらっしゃることも忘れずにいたいです。
そのうえで、今の自分だったらどうするだろうと考えたとき、浮かんだのはこうでした。
公共交通機関が動いていて、外に出られる状態なら、一人だし、いったんその場を離れる、というのが今の自分の中の答えです。
猛暑の中でのライフライン停止は、かなりの体力や思考能力を奪っていくタイプの負担だと感じています。だからこそ、まだ動けるうちに、涼しい場所や人のいる場所に移る、という判断を、体力が残っているうちにしておきたいなと思いました。
もちろん、「家を空けて大丈夫だろうか」という気持ちも浮かびます。けれど私の場合はURの賃貸住宅です。だからこそ、自分の心と体を守ることを、まず一番に考えていいのだと、自分に言い聞かせるような気持ちで書いています。
実は、この「離れる」という選択には、ためらいもあります。被災していない自分が、動けるからというだけで、家を離れてしまっていいのだろうか?と。同じように感じる方も、きっと少なくないと思います。
でも、想像してみると、少し違う見え方もしてきました。動ける人がその場を離れれば、限られた水や食料、支援の手は、本当に動けない方、残らざるを得ない方に、より厚く届くようになるはずです。よく考えると、それは自分を守るためだけの選択ではなく、その場に残る方々のためにもなる選択なのかもしれない。そう思えるようになりました。
そのために、今のうちからできる準備もあると思っています。公共交通機関が動いていて、外に出られる状態になったとき、迷わずすぐに動けるように。スーツケースに必要なものをあらかじめまとめて入れておく、ということです。いざという時になってからだと荷造りをする体力も気力も、きっと残っていない気がするからです。
電源を備えても、それだけでは安心しきれないこと
実は少し前から、ポータブル電源とソーラーパネルを探しています。一人用の冷蔵庫を動かせて、自分でも扱いやすい重さのものを、という条件で探している最中です。停電のときにスポット冷風機が使えたらいいな、という気持ちもあります。
電源のことばかり考えていましたが、今回のニュースでは、断水で水の確保が長く難しい地域があると知りました。電気と同じくらい、水の備えも見直さないといけないと、あらためて思いました。
ただ、今回のことで気づいたのは、電源を備えたとしても、水の備えをどうするか?自分ひとりで水を運ぶ体力・気力はあるのか?そして、それだけでは埋まらない不安が残るということでした。「一人でいるときに具合が悪くなったら、そばで気づいてくれる人がいない」という不安は、電源があっても水があっても、なくなるわけではないんですよね。
だから自分の中では、こんなふうに順番をつけて考えるようになりました。
- まず、涼しい場所を自分の力で確保できるかどうか(電源・冷房)
- 水の確保が自分一人でできるか(階段の上り下り・運ぶ手段)
- それが難しそうなら、無理をせず、動けるうちに涼しい場所や人のいる場所へ移る
という、三段構えのような考え方です。
おわりに
地震はいつ、どこで起きるか、誰にも分かりません。10年間で二度も熊本で起こるなんて…そして次もどこで起こるか分かりませんし、備えていても防ぎきれないことも、きっとたくさんあると思います。それでも、「動けるうちに動く」という考え方を、あらかじめ心のどこかに置いておくことが、一人暮らしの自分にとっては、小さなお守りのような気がしています。
在宅避難の具体的な備え(非常用トイレなど)については、こちらの記事にまとめました。

